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チップウレタン・チップウレタンフォームとは?whats_urethane

チップウレタン・チップウレタンフォームとは?

ソファーの芯材で様々な色のカラフルなスポンジが混ざり合った
マーブル柄の硬めのウレタンを見かけたことはありませんか?
それは、チップウレタンです!
普段何気なく座っているソファーの中でお客さまを支えているチップウレタンについて詳しくご紹介。
このページを見れば、誰かに雑学でお話ししたくなること間違いなし。

※ウレタンについて知りたい方は、ウレタンとはをご確認ください。

1チップウレタンとは

ウレタンの破材をリサイクルしたものがチップウレタンです。

「チップウレタン」は、各工程で発生する
ウレタンフォームの端材を再生した製品です。

ウレタン端材を粉砕し、接着剤をブレンドして型に入れ、蒸気で押し固め圧縮成形したリサイクルされたウレタンです。

2チップウレタンはどのようにつくられているか

チップウレタンができるまで

  • 1ウレタンの端材を粉砕機で粉々にする。
  • 2粉砕したウレタンと接着剤を撹拌機に投入し混ぜる。
  • 3撹拌したウレタンチップを成形機に入れ高圧力と同時に高温の蒸気で熱する。
  • 4成形後、乾燥させてチップウレタンの出来上がり。
ウレタンの破材をリサイクルしたものがチップウレタンです。

3チップウレタンはどんなことに使われているか

  • 家具、寝具ソファーなどの下層クッションの芯材
  • 自動車、鉄道車両、航空機などの内装材
  • 格闘技用マット・レスリングマットの芯材
  • 格闘技用ミット・キックミットの中身(商品ページ
  • トレーニングジムのダンベル衝撃吸収材
  • 座椅子の中身用クッション
  • 壁、床の緩衝材、吸音材
  • サンドバッグの中身交換用に
  • 車両、船舶、冷凍機器、保温保冷材
  • コンクリートブロックの緩衝材
  • 壁面緑化で使うスポンジマットとして
  • ストレッチマットの床クッション
  • ラグビーの手持ちタックルバック
  • キャンピングカーのベッド兼ソファー
  • お子様の足音対策用の防音マット

一般的には家具やソファーのクッション材として利用されるチップウレタン。圧縮してあるので普通のウレタンに比べてヘタリが少なく硬度のある芯材です。繰り返し圧縮永久歪が小さいので、イスやソファ、ベッドなどのクッション材料に最適な素材です。
チップウレタンは様々な用途で使われており、お客さまの芯を支え、縁の下の力持ちのような、無いと困る頼れるウレタンなのです。

4ウレタンとチップウレタンの違いは

ウレタンとチップウレタンの違いは密度、硬さ、色です。
各材料の物性値(材料のプロフィールのようなもの)で比較してみます。

品番 硬さ 密度[kg/m3] 硬度[N]
画像:チップウレタン
チップウレタンフォーム T0060 軟らかい 60~80 180~360
チップウレタンフォーム T0080 普通 75~105 340~580
チップウレタンフォーム T0120 硬い 97~137 620~1000
軟質ウレタンフォーム U0016 16±1 88.2±19.6

ウレタンは密度、硬さがチップウレタンと比べると一定で安定した商品です。チップウレタンはウレタン端材の再生品であり、様々なウレタンで作られているため密度や硬さが一定ではありません。そのため、同じ品番のチップウレタンでも注文時期によっては硬さが若干異なる場合がございます。色についても、その時のウレタンの種類によって全く違うため、全てが世界に1つだけのオリジナルマーブルカラーになります。

4チップウレタンの軟らかさについて(チップウレタンフォームVS 5Kg鉄球)

弊社では、チップウレタンを3種類取り扱っています。それぞれ軟らかさが異なりますので、5kgの鉄球を転がした動画がございますので、軟らかさの参考にしてください。実物を触って確かめたい方はサンプル帳でチェック!

サンプル帳 サンプル購入はこちら
品番 硬さ 硬度[N] 動画
画像:チップウレタン
チップウレタンフォーム T0060 軟らかい 180~360
チップウレタンフォーム T0080 普通 340~580
チップウレタンフォーム T0120 硬い 620~1000
軟質ウレタンフォーム U0016 88.2±19.6

硬度の数値が低いほど軟らかく、高いほど硬い材料と言えます。そのため、チップの中ではT0060チップウレタンフォームが一番軟らかく、T0120チップウレタンフォームが一番硬いです。5kgの鉄球をのせたときの潰れ具合をチップウレタンフォームと軟らかい軟質ウレタンフォームとで比べると、チップウレタンフォームは潰れないため硬くしっかりしている材料であることが良く分かります。

まとめ

  • 「チップウレタンフォーム」は、各工程で発生するウレタンフォームの端材を再生した製品です。
  • 「チップウレタンフォーム」は、様々な用途で用いられており、圧縮してあるので普通のウレタンに比べてヘタリが少なく硬度のある芯材です。お客さまの芯を支え、縁の下の力持ちのような、無いと困る頼れるウレタンなのです。
  • 富士ゴム産業で取り扱っているチップウレタンフォームは3種類ございます。一番軟らかいT0060チップウレタンフォーム、一番硬いT0120チップウレタンフォーム、中間の軟らかさのT0080チップウレタンフォームの3種類。
  • チップウレタンフォームは様々な用途で用いられていますので、どんなことでも良いので、チップウレタンフォームに限らず、ウレタンフォームでお困りでしたらお気軽にお問い合わせください。お客様ご希望のベストな素材をご提案いたします。

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